ワシマイヤー工場見学

昨夜は、ほとんど眠れなかったが、睡魔は襲って来ない。
午前七時に菩提寺に集合、大津を過ぎて時計の針は午前六時を少しまわったところだ。「早く着きすぎるな」・・・アクセルを踏む右足の力が自然と緩んだ。
走行車線をゆっくり流しながらあの日の事を思い出していた。「今日は何事も起こりませんように・・・」

と小説風な書き出しになってしまいましたが、文中の「あの日」とは、２００７年３月２５日で今日のイベントのために富山県の現地まで下見に行った日のことなんです。そう、あの能登半島地震が発生した日に下見に行ったんです。
　２００７年３月２５日午前１０時頃、北陸自動車道の福井県南条辺りを走行中、カーナビから聞きなれないアナウンスが・・・、「この先、地震発生のため通行できません。」、訳の分からないまま近くのサービスエリアに入ると、食堂のテレビが全壊した家屋を写して地震発生のニュースを報じていました。家族を連れてきていたため、危険に巻き込まれてはいけないと思い引き返そうと考えましたが、思い直して、イベントの開催が可能かどうか行けるところまで行って確かめようと、家族の猛反対を押し切り再出発しました。幸い目的地の高岡市や氷見市、砺波市は被害が少なく命がけの下見も無事に終えることが出来ました。

前置きが長くなりましたが、ここからは普通にレポートしたいと思います。
当日は天気もよく、第一集合場所の菩提寺ＰＡには、集合時間の３０分以上前だというのに既に何台かのＢＭＷが到着していました。
出発時間になったのでドライバーズミーティングを行い出発です。次の集合場所の不動寺ＰＡまではフリー走行です。集合時間に間に合わなかったメンバーの方と連絡を取るため、少し遅れて出発したレポーターは、皆さんに追いつこうとハイスピードで走りましたが、結局、誰にも追いつきませんでした。

第二集合場所の不動寺ＰＡからは隊列を組んでワシマイヤーさんの工場まで出発しました。現地に到着すると、現地集合の方たちも到着されており、駐車場までの誘導などお手伝いしていただきました。
早速、ワシマイヤー㈱のＫ部長様からレクチャーを受け、２グループに分かれて工場見学に出発です。工場内は撮影禁止のため、写真はありませんが、皆さん真剣に説明を聞き、機械や人の動きに熱い視線を送っておられました。工場見学を終えるとワシマイヤーさんから参加者全員にプレゼントが用意されていました。

抽選により色々な品物を頂戴しました。当日欠席された方も居られましたので、その方たちに用意された分はジャンケンで勝った人が貰える事になりました。抽選会とジャンケン大会で大いに盛り上がった後は、質問の時間を用意して頂きました。流石にビマークラブのメンバーです。次から次へと鋭い質問が飛び交いました。Ｆ１チームのほとんどが採用しているＢＢＳホイールを製造している工場を見学でき、ホイールに対する知識も深まり、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。私たちのために休日出勤をしてくださったワシマイヤー株式会社の皆様、どうもありがとうございました。

　さて、工場見学を終えた一行は、遅めの昼食をとるため、氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館まで移動しました。氷見漁港で揚がった新鮮な海の幸を満喫し、お土産等の買い物をして日帰りの方たちは解散となりました。
宿泊の方たちは、砺波ロイヤルホテルに向かって出発です。ホテルでは温泉に浸かり、夜の懇親会はホテル自慢のフレンチのコース料理に地元のお酒等で大いに盛り上がりました。
翌日は、朝食後、解散し、各自観光等のプランをたてて、帰路につきました。

下見では、地震発生のハプニングがありましたが、イベント本番ではトラブルも無く無事に有意義な
２日間を過ごすことができました。
今回のイベントにご協力くださいました皆様に感謝いたします。ありがとうございました。